呼吸や栄養面などで常時医療的ケアを必要とする小児(医療的ケア児)が、住み慣れた地域で生活できるよう支援するため、北海道が実施する「北海道小児等在宅医療連携拠点事業(補助事業)」の補助を受け、小児在宅医療に関わる関係者間の情報共有を図り、連携体制の構築を進めていくなどの活動をしています。
今回開催した意見交換会は、参加対象を「病院の地域連携室看護師、医療ソーシャルワーカー等」とさせていただき、現場の第一線で活躍されている方々にお集まりいただき意見交換を行ないました。
開催内容
- 日時:平成31年1月24日(木)18時30分~20時30分
- 場所:帯広厚生病院 3階実習生室(帯広市西14条南10丁目1)
- 主催:訪問看護ステーション かしわのもり(鹿追町)
(平成30年度北海道小児等在宅医療連携拠点事業地域モデル事業 補助事業者) - 対象者:
- 十勝圏域の病院等の地域連携室看護師および医療ソーシャルワーカー
- その他、地域の在宅医療に関心のある専門職等
- 事業内容説明および補助事業者の活動報告
- 内容:
- 事業内容説明
- 地域で医療的ケア児支援を行っている活動報告
- 「移動が楽になり楽しくなる福祉用具事例報告」
有限会社イフ 代表取締役 内藤 憲孝 氏 - 「十勝の医療的ケア児のリハビリについて」
十勝リハビリテーションセンター理学療法科 副科長 五十嵐 大貴 氏
- 「移動が楽になり楽しくなる福祉用具事例報告」
- 意見交換:
- 小児在宅医療に係る地域資源、医療・福祉・教育との関わりについて
- 医療的ケアを必要とする児童を地域で支援する上での課題
医療的ケア児の在宅医療を推進していく為には、地域資源・医療・福祉・教育などとの関わりが重要です。
支援チームが情報を共有し同じ方向を向いて支援をする。
いわゆる多職種連携の軸となる方々が、今回お集まり頂いた職種の皆さんになると思います。
帯広市を中心に郡部の町村からもお集まりいただき、45名の方々と意見交換をする事が出来ました。
現在は小児を対象としていない機関や事業所の方もいらっしゃいましたが、「自分達にも出来ることがあるかもしれないので、今後も話しを聞いてみたい」という意見もいただききました。
このような機会をきっかけに、医療的ケア児の興味関心が拡がっていくことを願いながら、「いぇーる in とかち」は今後も精力的に活動を続けさせていただきます。