令和3年12月に、医療的ケア児の保護者が中心となり、在宅移行を考えているご家族に向けたガイドブック(札幌市版)が発刊されました。
医療的ケアが必要なお子さんと家族のための支援ガイドブック ~札幌市版~(いぇーる図書館)
不安や戸惑いの中、家に帰る準備を進めていくことの大変さを経験された保護者の、「少しでもご家族の負担を少なくし、お気持ちの整理やリフレッシュに時間を充てて欲しい」「地域でもっと暮らしやすくなるように」という願いが込められています。
十勝・鹿追町においても、支援者として医療的ケアを必要とするお子さんやご家族と関る際には、このガイドブック(札幌市版)を片手に在宅生活をイメージしたり、制度を調べたりと、付箋でいっぱいになるほど日々活用させていただいている現状です。
過去を振り返ると、平成14年生まれのKくんが鹿追町での医療的ケア児に関わる「道しるべ」をつくってきた経過があります。
保護者、そして地域の方々が少しずつ声を出し合い、節目節目で必要な体制をつくっていきました。
その後に続く子どもたちも同様に、状況に合わせた柔軟な体制を目指し、本人・保護者含めた関係機関と日々相談しながら進めています。
聞き馴染みのない言葉や情報に臆することなく、「私はここにいるよ」とメッセージを送り続けてくれる子どもの生活をイメージし、組み立てていくためのガイドブック(鹿追町版)をこの度作成いたしました。
一人ひとり、そして家族としての豊かな暮らしが叶えられるよう、地域全体で支え合える一歩として、このガイドブックを手に取っていただけると嬉しいです。
医療的ケアが必要なお子さんと家族のための支援ガイドブック ~鹿追町版~
医的ケア児支援ガイドブック鹿追町版支援ガイドブック(鹿追町版)が完成して発行したことを、新聞各社が地域の話題として取り上げてくださいました。