5月13日(土)、鹿追ピュアモルトクラブハウスにて、第6回目となる「ケアカフェしかおい」を開催しました。
今回のケアカフェは、車いすやバギーでも、家族と一緒におでかけできたら嬉しいな…を応援したい。
その時どんなマップがあれば手にとってみてみようと思うだろうか…と皆さんに問いかけて始まった「ケアカフエしかおい」です。
「子ども連れで出かけて、食事をしようと思ったら、気兼ねない個室の方がいいの?」
個室がいいと答える方が多い中、他の人と交流できる、みんなと一緒の空間を楽しめるからいつも個室でなくてもいいとのご意見も。 なるほどです!
「車いすやバギーで出かけたとき、どんなことが困りましたか?」
車いすマークの駐車場で、車の左右のスペースは十分あっても、後ろから車いすを積み降ろしするのに、十分なスペースがないことも多い。特に冬季は路面の雪や氷でちょっとした段差でも、福祉車両の車いす電動昇降機の安全装置が作動して積み降ろしできないこともある。 たしかにー!
「トイレで困ったことはありますか?」
トイレやその周辺に、着替えはおむつ交換をするベッドやスペースがないこともあって、身障者用トイレがどんな環境か行ってみないとわからない。 うーん…
皆さんのつぶやきから行ってみないとわからない不安を少しでも解消するために、こんなマップがあったら心強いと思ってもらえるマップを作ろうと思いました。
次に、「持ち歩くとして、どんな形のマップだったら鞄の中に入れてもらえますか?」
これは盛り上がりましたよ。そして、各グループ、一つとして同じアイデアはなくて、面白かったです。
そして、今回とても印象に残ったご意見です。
ハード面ばかりにとらわれず、困った時に「手伝ってください」「困っています」と声を出す勇気と、「何か手伝えることはありますか?」「困ったことはないですか?」と声をかける勇気。
案外、つぶやいてみると、目の前の段差や困りごとは解消されるのです。
このご意見には皆さん大きく頷いておられました。
実際に行動に起こしている方から聞いたお話で、「どんどん車いすユーザーでも出かけます!お店の人やまちの人が、こんな工夫をすれば利用しやすいだろうなあとか、いつもここの階段で、出入り口で困っている人がいるなあ。どうしたらいいかなあと考えるきっかけになれば、次に訪れた時には景色が変わっているかもしれない。」
車いすでおでかけする風景を地域に溶け込ませること。
温かい気持ちで終えることができました。
さてさて、どんなマップができるか乞うご期待です。