呼吸や栄養面などで常時医療的ケアを必要とする小児(医療的ケア児)が、住み慣れた地域で生活できるよう支援するため、北海道が実施する「北海道小児等在宅医療連携拠点事業(補助事業)」の補助を受け、小児在宅医療に関わる関係者間の情報共有を図り、連携体制の構築を進めていくなどの活動をスタートしました。
昨年度は、医療的ケア児を取り巻く十勝の現状を共有するため「シンポジウム 」を開催し、
今年度は更に掘り下げるべく、関係各位にお集まりいただき、本事業の趣旨・内容を説明するとともに、地域における資源や対応困難事例など小児等在宅医療の現状や課題の共有を図るべく、次のとおり意見交換会を開催させていただきました。
開催内容
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- 日時:平成30年12月6日(木)19時~21時
- 場所:十勝総合振興局 4階AB会議室(帯広市東3条南3丁目1)
- 主催:訪問看護ステーション かしわのもり(鹿追町)
(平成30年度北海道小児等在宅医療連携拠点事業地域モデル事業 補助事業者) - <後援:北海道十勝総合振興局保健環境部保健行政室、帯広市医師会、十勝医師会
- 対象者:十勝圏域で小児等在宅医療に関わる医師、市町村保健師、保健所職員等
- 内容:
- 事業内容説明
- 補助事業者の活動報告
- 意見交換
- 小児在宅医療に係る地域資源、医療・福祉・教育との関わりについて
- 医療的ケアを必要とする児童を地域で支援する上での課題
- その他
12月という多忙な時期にも関わらず、十勝管内の医師、保健所保健師および市町村保健師に周知して、当日は 31名の参加をいただきました。
帯広厚生病院の植竹公明先生、更別村国民健康保険診療所の山田康介先生より、十勝管内においての小児医療についての報告を頂いた後、参加者全員で意見交換会を行なっています。
グループに分かれての意見交換でしたが、各グループから「こうなったらいいな」という物から、実際に行っている事についての説明など、今後に繋がる意見交換会となりました。
普段は小児を担当されていない先生から「今回の意見交換会に参加して、自分たちにも出来る事があると思う。何かあれば相談をしてきて欲しい」という言葉を頂きました。
「○○は出来ないけど、△△なら手伝える」
制度や事業所内のルールは複雑に存在しますが、ほんの少しでも「これなら出来るよ」という仲間が増えれば、みんなで支え合える地域が出来上がってくるのではないだろうか。。。
そんな希望を抱く事が出来る意見交換会になりました。
改めて、忙しい時期にも関わらずご参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました。